精度の高い矯正治療を実現するために、とても大切な注意点があります。ここでは治療中、治療後のメンテナンスについてご説明します。正しい知識を身に付け、キレイな歯ならびを手に入れましょう。
入念なブラッシングを
固定式のブラケットタイプの矯正装置は、装置と歯の間に磨き残しが多く、虫歯になりやすくなります。虫歯ができると一度治療を中断して虫歯治療を優先しなければなりません。そのため、装置と歯の間などの汚れのたまりやすい場所は特に念入りにブラッシングを。染め出し液を使ったり、鏡を見て歯を一つひとつ確認しながらブラッシングしたりするのもよい方法です。
矯正中の痛みには……
矯正装置が頬の内側や唇に当たり、傷付いて痛むことがあります(その場合は塗り薬を処方します)。また、矯正装置装着後、2日~1週間くらいは歯の移動にともない痛むことがあります(個人差があります)。その後、徐々に痛みは緩和していきますので、慣れるまで少々我慢が必要です。
治療後のメンテナンス
治療後は見違えるような美しい歯ならびを手に入れても、保定装置(リテーナー)による歯列の安定を怠ってしまうと、歯は元の乱れた位置に戻ってしまいます。必ず医師の指示に従い、決められた期間きちんとリテーナーを装着しましょう。そして定期検診を活用し、歯列が元の位置に戻っていないかなどを確認してもらいましょう。